タイトルの三つの単語は、何れも同じ製品を表す言葉ですが、

これが直ぐに分かる方は業界関係者で、且つ中国のビジネスにも関わったことがある方ではないかと思います。

以前に当社の扱う線材製品のPC鋼線やワイヤロープについてご紹介させて頂きましたが、主力製品のもうひとつがばね材です。

Springは文字通りばね、発条は日本語のばねのことで、

弹簧（Tánhuáng）はばねを表す中国語、ばねを生業とする会社は、□□スプリングや□□発条、□□弹簧という社名が付いていることが多いです。

”ばね”とは、JIS B 0103（ばね用語）で「物体の弾性又は変形によって蓄積されたエネルギーを利用することを主目的とする機械要素」と定義されていますが、この説明では中々理解しづらいです。

ネットで調べてみると、

「力が加わると変形し、力を取り除くと元に戻るという、物体の弾性という性質を利用する部品」という説明がありましたが、これだと理解しやすいです。

ばねの形状や材質は様々で、日用品から車両、電気電子機器、構造物に至るまで、非常に多岐にわたって使用されています。

当社の扱うばね材の主な用途とはというと、ＯＡ機器や家電製品等で、決して外からは見えない製品の内部の重要な機能部品として使用されるばねです。

ばねが無ければ、製品そのものが作動しない。一個のばねは、僅か数グラムだが、「たかがばね、されどばね」と言ったところでしょうか？

ばね材は、PC鋼線やワイヤロープ以上に目立たず、非常に地味な製品ですが、

同様に日本の産業を下支えする重要な製品です。

こういった製品を扱っていることに誇りをもって、今年もメーカーと共に営業活動に励みたいと思います。