このたび、神商鉄鋼販売株式会社(以下、当社)におきまして、元従業員による不正行為(以下、本件不正行為)が判明しましたのでお知らせいたします。
このような事態が発生したことは誠に遺憾であり、ステークホルダーの皆様に多大なご迷惑とご心配をおかけしますことをお詫び申し上げます。
記
1. 本件不正行為の概要
このたび、当社に勤務していた元従業員1名が、架空の売買計上を行い、私的流用を目的として金銭を不正に受領していた事実が判明いたしました。調査の結果、不正行為は2020年度から2025年5月までの期間にわたって行われており、現在、類似の不正行為の有無を含めて社内調査を継続しておりますが、本件にかかる当社の損害額は約1億円と見込まれます。
本件不正行為は、会計部門による内部統制上のサンプリング調査の過程で発覚し、社内調査を実施し、当該元従業員に説明を求めたところ、不正行為を認めたものです。
当社および親会社である神鋼商事株式会社では、不正の判明直後より、損害の回復および責任の所在を明確にするための社内調査を速やかに実施してまいりました。
その結果を踏まえ、当社は、本件不正行為を行った当該元従業員に対して懲戒解雇処分を行いました。
2. 再発防止に向けた取り組みについて
当社は、今回の事態を厳粛に受け止め、類似の不正案件の調査を行うとともに、再発防止に向けて、親会社の協力を得て業務プロセスの見直しやコンプライアンス教育などの内部管理体制の一層の強化に努め、ステークホルダーの皆様からの信頼回復に努めてまいります。
以上